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2010年12月21日 (火)

さよならアルマーを見て

こないだの土曜日に、さよならアルマーと言うドラマを見た。

第二次世界大戦中の軍用犬の物語だったのだが・・・

久しぶりにドラマを見て感動した・・・ま、このドラマ、土曜日のNHKスペシャルでやる前に、NHK教育の方でやっててそれ見てすでに感動してたんだが・・・それはさておき・・・

何に感動したかと言うと、主人公太一が、子ども達との約束を一生懸命に守ろうとする姿だ。

「必ずアルマーを連れて帰るからな!」と言って満州に旅立つ太一・・・アルマーと再会して、厳しい戦いをくぐり抜け、仲間達の命懸けの助けなどもあって、やっとの事でアルマーと共に港までたどり着く太一・・・しかしアルマーを連れて帰る事は出来なかった・・・

そして最後、約束を守れなかったことに対して、子ども達の前で土下座する姿に心を打たれた。

それだけ必死になって人との約束を守ろうとするのは、(アルマーを軍犬にしてしまった負い目もあるだろうが・・・まあそれもアルマーを守るためでもあったわけだが)その相手をそれだけ大切に思っているからだ。

自分にとって大切な人との約束だから、その約束は命を懸けてでも守る・・・か。

僕にとって大切な人は家族なわけだが、じゃあ僕は家族との約束を破ることなく果たしているか?と言うと・・・守れてない事がままある・・・

感動したと共に・・・非常に心が痛かった・・・

命を懸けてでも約束を守りたい誰かが自分にいるか?
そういう人がいる人は本当に幸せな人だと思う。

そーいや目標とかって言うのも、自分自身と交わす「約束」みたいなもんだよな・・・

「毎日腕立てと腹筋20回するぞ!」「毎日最低でも30分はShadeするぞ!」「これからはパソコンでアダルトビデオのサイトなんか絶対見ないぞ!」などと言う事を自分で決めときながら・・・自分を裏切り続けてきた自分・・・

人との約束を守らないことをなんとも思わない奴はしまいには人から信用されなくなるのと同じように、自分との約束を破りつづけるとしまいには自分を信じられなくなる。

積み重ねた努力と言うバックボーンがなければ、いざと言うとき踏ん張れないし、何かに迷ったとき、自信を持った選択をすることが出来ない。

「努力した者が全て成功するとは限らん!じゃが、成功したものは皆例外なく努力している。」って鴨川のじーさんも言ってたな・・・

これからは約束とか、目標とか、そういったものをもっと大切にしようと思わされるドラマだった。

余談だが、太一が所属した部隊の兵士が

「こいつ(アルマーの事)がいるから、俺達は人でいられる。」と言うシーンがあるのだが・・・

過酷な戦争の中では、人は人としての感情を失うと言う話を本で読んだり、話で聞いたことがある・・・そのなまなましさにぞっとしながら読んだわけだが・・・

犬が一匹いるだけで、それだけ人は癒されるものなのかな~・・・と思った。

まあ、あのドラマは実話を元にしたフィクションだから、どこまでが本当かはわからないが・・・

でも、このセリフには、人が人でなくなるのが戦争だ、と言う意味も込められてると思う。

こいつがいるから、俺達は人でいられる・・・ある意味一番印象深いセリフだった。

で、このドラマのメインテーマとなていたのが

「犬は、人に尽くすことしか出来ない。ならば人間は・・・」だった・・・

人に尽くすことしか、人を信じることしか出来ない犬に対して、この国がやっていることは・・・ま、今日はここまでにしておこうか。

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