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2010年9月 8日 (水)

障害ってなんだろう?

そもそも、障害ってなんだろう?と言う話など・・・

僕が思うのは、自分がやろうとしている事を邪魔するもの、であると思う。

例えば、すげー可愛い女の子がいて、この女の子を彼女にしたい、と思ったとする。

そして、他に同じように思ってる男が10人いたとすれば、この男共10人が「障害」である。

自社の製品を売り込みたい場合、他にも同じような製品を作って売り込もうとしている会社があればそれは「障害」だし、ミスコンに出場すれば、周りの女の子はみんな「障害」である。

それらの障害は乗り越えられる場合もあれば、どんなに努力しても乗り越えられない場合もある。

例えば、子どもが欲しくても、子宮に何らかの異常があって授かれなかったりとか・・・

そう、人はみんな何かしらの障害と向き合って生きている。

そして、乗り越えられるかどうかなんてわからないまま、日々頑張って生きているのだ。

生まれつきの障害と言うのも、そういうたくさんある障害のウチの一つでしか無いと思う。

人はみんな障害と向き合って生きていると言う点では、人はみんな「障害者」だ。

それなのに、どうして身体障害者や知的障害者だけを「障害者」と呼ぶのだろう?

だから僕は生まれつきの障害を持ってる人を特別だとは思わない。

例えば、毎日会社の上司に嫌味を言われ、それが理由でうつ病になった人と、生まれつき足が不自由でも、毎日元気に楽しく暮らしてる人とがいたら、「上司の嫌味」の方が大きな「障害」だと言うことが出来ると思う。

幸せな人生を歩めるかどうかは、自分がどのような障害に出会うか?によって大きく左右されると思う。

生まれつきの障害のために不自由な暮らしを余儀なくされる人もいるだろう。

親が自分を愛してくれない場合もあるだろう。

クラスメートが意地の悪い連中ばかりで、いじめられたりすることもあるだろう。

入った会社の上司がろくでもない奴だったりすることもあるだろう。

結婚した相手が変な人の場合もあるだろう。

そして・・・子どもを育てていく上でもいろんな障害が待ち構えているだろう。

などなどと言う人的な要因もあれば・・・

不景気によって職を失うこと、もしくは安い給料で頑張らなければならないこともあるだろう。

地震や火事などで家を失うこともあるだろう。

生まれた時代や国によっては戦争に見舞われるかも知れない。

のような時代的、環境的要因によるものもある。

自分がどのような時代にどのような場所でどのような形で生まれ、どのような家族の元で育ちどのような人々と出会うか?

それらは・・・(ほとんど)全て「運」だと僕は思う。

だからこそ、僕は身体的、もしくは知的な障害者が特別だとは思わない。

24時間テレビで、障害者が頑張ってる姿を見て感動したとか、障害者でもやれば出来るんだなんて感想をそこここで耳にしたけど・・・それって24時間テレビを見ないと気付けないことなのか?

てか、障害者でもやれば出来るなんて意見はとんでもなく失礼だし、それこそ差別だと思う。

だって・・・障害があろうとなかろうとすごい人はやっぱりすごいのだから。

例えば、漫画家の水木しげるさんだ。

水木先生を「片腕が無い可哀想な人」と思う人がいるだろうか?

水木先生の漫画を「障害者が一生懸命描いた漫画だから買ってあげよう」なんて人がいるだろうか?

それと、ピアニストの辻井信行さん。

彼が世界的なピアノコンクールで優勝できたのは、「目が見えない人が頑張って弾いたから」と言う審査員の同情によるものでは決して無いだろう。

彼のコンサートを「目が見えない人が一生懸命弾いてるんだから聞きに行ってあげよう」と言う思いで聞きに行ってる人なんていないだろう。

他にも、障害があっても障害が無い人と互角以上にわたりあってる人はたくさんいる。

と言うわけで、何が言いたかったかと言うと、身体的障害ばかりが生きていく上での障害ではなく、障害と言うものは、誰にでも立ちはだかるものである、と言うなんとも当たり前なことである。

これだけ長く語って言いたいがこれだけとはな(笑)