追いつこうとする者追い越そうとする者
この週末はお墓参りをしてきた。
で、母の実家にも行ったんだけど、そこで従姉妹と会って話をした。
この従姉妹もアニメとか好きなので話が会うのだ。
歳も近いしな。
「今年ひかりテレビつないでさ~」
「へえ~いいなあ~」
「で、それにビデオってのがあるんだけどさ。ジャンル別にいろんな作品が見えるのよ。好きな時に好きなだけ♪当然アニメのコーナーもあって・・・一度見始めたら止まらなくなるよ・・・」
それで、今はハウス名作劇場の愛の若草物語を見てるって言う話をした。
「今普通にやってるのは全然見てないんだけどね。」
「私も見てないわ。今のアニメは、アニメを見て育った世代が作ってるからなあ・・・」
従姉妹の話では、アニメを見て育った世代がアニメを作る際、どーしても自分が好きな作品の、見せ方とか手法を真似したがる傾向があるのだそうだ。
自分の中で「これが最高の作品」と言うのがあれば、それを真似、それに近付こうとする・・・だから二番煎じになりやすいと言うのだ。
言われてみれば、宮崎アニメとかに憧れて、そういうのが作りたくてこの世界に飛び込む人も多いだろうからなあ~
で、そういう見せ方が、オリジナルを超える事は決してない。
「アニメが好き」と言うのと、「宮崎作品が好き」とか「ドラゴンボールが好き」とかある特定の作品を指して好きと言うのはまた意味が違うんだろう。
宮崎作品みたいな物を作りたい、ではなく、今までに皆が見たことの無いような物を作りたい!くらいの気概が無いと名作と言うのは産まれないのかもな~
そーいや、チャンピオンを目標とし、チャンピオンに追い付こうとする者と、片やチャンピオンを追い越そうとし、その先を見据えている者・・・目標としているものの差が、勝敗を分ける事もある、と、伊達英二さんも言ってたっけな・・・(はじめの一歩より)
前にも語ったけど、ハウス名作劇場は、家族を持った今見ると、本当に心を打たれる・・・
それはきっと、世界名作劇場には家族愛をテーマにした作品が多いからなんだろうな。
人を傷つける愚かさや、我慢することの大切さ・・・戦争によって大切にしていたものを奪われたり、いぽうてきに価値観を押し付けられる辛さ・・・
そして、それらを家族で力をあわせて乗り越えることの素晴らしさ☆
ドラゴンボールとかおぼっちゃま君とか見ても、「ああ~こんなんだったよな~と言う懐かしさしか感じないけど、世界名作劇場は、大人になってから見たほうが断然面白い!
作者が伝えようとしていることが、大人になった今の方がより伝わってくるからだろうな・・・
余談だが、従姉妹と痛車の話になった。
「ちょっと前から痛車よく見かけるようになったけどさ、それが痛車だってことはわかるんだけど、それが何のキャラクターなのかはサッパリわからん・・・萌え系はあんまり見ないからな~」
「私もわからん・・・てか、その作品が好きなのをアピールする方法としてもどうかと思うんよね~・・・自分の嫁(オタクは自分の好きなキャラをこう呼ぶらしい)ならそんなに見せびらかさずに大切にしまっとけ!と思う・・・まだ抱き枕とかの方が理解出来るわ。」
「あ~~それはあるかも(笑)てか、あれって、年数経ったら色あせたりするんだよな~」
「そんなに何年も愛し続ける奴やこおらんじゃろ。3年も経ったらまた別の嫁が出来るんじゃない?」
「なるほど、確かに。一つの作品をず~っと愛し続ける奴なんて滅多にいないもんな・・・」
「そーいや、今から10年くらい前に、ストツーのキャラクターを描いてある車見たことあるけど、あれはかっこよかったわ。」
「あ、それかっこいいかもね☆てか、なんで痛車って萌えキャラばっかなんだろ・・・皆が知ってるところでセーラームーンとかの絵を描いてる奴がいてもいいような・・・」
「あっはっは、それは流石におらんじゃろ~」
「でもあれだって、けっこうおっさんとかでも好きな人いたんじゃなかったっけ?」
「そうね~・・・試しにあんたやってみたら?スポーツカーなんだし(笑)」
「絶対イヤ!」
こんな話をず~っとしてたな・・・あの日は・・・
岡山で、セーラームーンが描かれているS2000を見かけても、それはワタシではありません(爆)
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