« 相手をどう見るかによって | メイン | 妊娠数週間の「それ」 »

2010年9月11日 (土)

85%

昨日、ふるさと発と言う番組を見ていた。

不育症の話題についてやっていた。

不育症と言うのはお腹のなかで胎児が育たない症状のことを言うらしい。

流産を繰りかえす女性はこの疑いが強いと言う。

実は・・・恥ずかしながら、この番組を見るまで不育症と言う言葉を知らなかった。

流産と言うのはそのときそのときのいろんな原因によってそうなるもので、そういう症状によって流産してしまう場合があると言うことをこの番組を見てはじめて知った・・・

無事に着床することができる体であるなら、子どもはお腹の中で育つものだ・・・たまに流産することはあっても、それはストレスとか無理な労働とかなんとかが原因であり、そういうことに気をつけていれば、子どもはいつかは生まれるものだ・・・と思っていたんだけど・・・

無事に着床しても、お腹の中で子どもが育ちにくい「不育症」なんてものがあるのか・・・

で、この不育症と言うのは非常にやっかいなものらしい。

どう厄介かと言うと、まず、その原因が多岐にわたるため、原因を特定するのが難しいこと。

そして、日本にはその専門医が少ないこと。

この二つが原因でなかなか早期発見が難しいらしい。

で、三つ目は・・・不育症の治療には保険が適用されないため、治療費は全額負担をしなければならないこと・・・

子どもを一人産むのに、普通の人よりも数十万円くらいのお金が余計にかかってしまうらしい。

そして・・・心のケアの問題も番組では指摘していた。

自分のせいでお腹の子を死なせてしまったと自分を責めてしまう女性・・・その妻になんとか言葉をかけようにも、なんて声をかけていいのかわからずに立ち尽くしてしまう夫・・・そんな夫には、妻は自分の心の内を打ち明けることが出来ずに、結局一人で抱え込んでしまうと言う悪循環・・・

そうだよなあ・・・僕でもそうなったらなんて言葉をかけていいのかわからない・・・

それでも・・・懸命に子どもを授かろうとする女性達の姿には心を打たれた。

流産を四回も五回も繰り返しても、どんなことをしてでもなんとか子どもを授かろうとする女性の姿に・・・

中でも自分で自分の太ももに血流をよくするための注射を打つ女性の姿に、母親になりたいと言う強い思いを感じた。

そして・・・子どもを無事に産んだ妻と、無事に産まれた子ども達に感謝の気持ちで一杯になった。

で、不育症の治療に保険を適用させようと言う動きがあることも番組では紹介していた。

流産を繰り返す女性が、不育症の治療を受けて無事に子どもを出産する確率は、85%にもなるらしい。
それを伝えるポスターを作成して、あちこちに張り出すらしい。

不育症の専門医は少ないと語ったけど、岡山とか倉敷の病院には、その専門医がいると言う。
・・・どの病院かは忘れたけど・・・(多分国立か、岡大・・・川崎医大とかだと思う・・・)

そういう意味では、岡山は子どもを育みやすい環境にあるのかも・・・

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.enjoy.jp/t/trackback/501331/25035087

85%を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿